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毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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舞-乙HiME0 ~S.ifr~ 第1巻

舞-乙HiME0 ~S.ifr~ 第1巻_b0012247_16411086.jpgというわけで、HiMEシリーズの最新作舞-乙HiMEシフルが発売されました。
OVAとしては、Zwei(ツヴァイ)に続いての2作目ですが、舞-乙HiMEの主人公アリカではなくその母親レナの時代の物語になります。
OVA1作目のZweiは楽しみにしていたのですが、正直ちょっと期待していたのと方向性が違っちゃったなぁという感じで、ファンをターゲットにしたサービスは楽しかったものの全体的に微妙な感じでした。
このHiMEシリーズはバンダイビジュアルの「萌えアニメ」だそうですから、そっちの方面を強化して軽い感じを強めたのがZweiだったんだと思います。

さて、今回のS.ifrは舞-乙HiMEの小原監督に代わってキャラクターデザインを担当した久行宏和氏が初監督を務めています。
これで舞-乙HiMEでのギャグパートがコメディパートぐらいに落ち着いてくれれば良いかな・・・というわけで期待半分不安半分での購入でした。



舞-乙HiME0 ~S.ifr~ 第1巻_b0012247_16412143.jpg

「第1話 よそ見してると死にますよ」

初見の感想、ワクワクが戻ってキタァアア!
1話としては文句無しです、生き生きとしたキャラクターと散りばめられた謎と詰め込まれたストーリーと疾走感、外伝と言う事で舞-HiMEからのスターシステムでのキャラクターは殆どいないのですが、小説やドラマCDなど他のメディアからのキャラクターや舞-乙HiMEや舞-HiMEから知っていればニヤニヤ出来るようなネタがいっぱい詰め込まれています。
コメディーパートも下品なギャグにならずにいい感じですし、お風呂の場面でサービスシーンもバッチリ、そして戦闘シーンは良く動く!

ヒロインとなるシフルは舞-乙HiMEではニナの母親となっているのですが、現時点でヴィントブルーム家の血を引く王族なのを知らないのは本人だけ。
彼女を誘拐したアスワド+シュバルツはシフルを「紡ぎ手」と言ってましたから、血筋を目的としていたようです、そしてシュバルツの連れていたM-9の額にはハルモニウムと同じ装置(小さいですが)が埋め込まれており、ブルースもシステムに反応していた事から彼もヴィント王族で間違いないのでしょうね。
レナも呼び方が「シフルさま」というのもそれを裏付けているのかもしれません(メイドだからというのもあるかもしれませんが)ブルースもずーっと「お姫様」と呼んでいます。
出合ったばかりのシフルとレナはすぐに打ち解けますが、明るいシフルと一歩引いたレナという彼女たちの子供達、アリカとニナの出会いとは対照的なのも面白いです。
もっともTVシリーズと違いOVAでは不仲から親しくなるような尺は取れないでしょうがw

レナはガルデローべ史上最強という設定ですが、生身の出力が強すぎて力を振るう事にためらいがある事とGEMが出力に耐えられず壊れてしまうという事で表現してます、彼女が現在使っているGEMは「孤高の紅翡翠」、これは小説「舞-乙HiMEサガ」の主人公ハザクラ・アヤネが使用したGEMです。
小説では挿絵だけでしたが、同じローブがアニメでガンガン動くのは嬉しいですね、レナの出力に耐えられず壊れちゃいますけどね。

スターシステムとしてはキャラクターは使われてませんが、設定としては結構使われてます、舞-乙HiMEの世界観のシーンではマシロとフミさんのペアが見られますし、ミス・マリアのお姉さま、モニカの最期も出てきます。
他にもM-9が使う装備は舞-HiMEの深優が使っていた脚からのミサイルや足のブーストを利用した蹴りだったり、若かりし頃のマリアがいたり、五柱のエリオットが使ってるGEMは舞-乙HiMEのサラと同じGEMだったり・・・

HiMEシリーズとして欠かせない悲劇性が見え隠れしているのもいい感じです。
シフルは母親を亡くし天涯孤独ですし、いざとなったらシフルを殺せという命を出すガルデローべ、オトメの力を恐れているレナも母親(アリカのばっちゃですな)とは仲たがいしたままですし、そもそもレナとシフルは舞-乙HiMEの時代には殺されてしまうのが確定しています。
全3巻という短い時間の中で何処までやるのかはわかりませんが、ハッピーエンドでメデタシメデタシというわけには行かないですな。

最初に誘拐されたシフルを救い出したレナとブルースですが、最後で結局シュバルツにシフルをさらわれてしまいます。
この後は舞-乙HiMEのマシロのようにアスワドの村に行くことになるんでしょうかね。
30分はあっという間に過ぎて2話目「ヒメとオトメ」へと続きます。

そしてエンディングは1枚絵と気になる単語がいっぱい・・・

舞-乙HiME0 ~S.ifr~ 第1巻_b0012247_1758272.jpg


ブランキン、ラケル・マヨール 、シフル・フラン 、バクテンオー 、キッド 、ジョン・スミス 、尾久崎玄内 、イルマ・ハン・デ・ベルド 、シュバルツ 、ハルモニウム 、シオン・マーガレット 、マリア・グレイスバード 、ブルース・B・ヴィントブルームⅡ 、カッツェー 、MIYU 、キョウコ・ツマブキ 、エアル教団 、レナ・セイヤーズ 、ヴィントブルーム王国 、シロー 、ウーナ・シャムロック 、レイ・ジャガー・ノート 、ハザクラ・サクラ 、M-9 、黒い谷 、ランボス 、旋風の紅水晶 、アスワド 、銀河の藍玉 、レイト 、アスワド 、ガルデローベ 、奏凛の橄欖石 、高次元物資化能力 、氷雪の銀水晶 、拘龍の薔薇輝石 、桜嵐の金緑石 、嬌媛の紫水晶 、蒼天の青玉・・・

早く続きが見たいが、これ本当に3巻で終わっちゃうのか?
by tlunar | 2008-02-23 17:54 | 舞-乙HiME