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毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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引き際って重要だよね・・・

安倍首相が辞任表明、首相指名まで国会は自然休会へ (ロイター)

なんというか・・・ここまで自分の不始末じゃないことで叩かれた首相も珍しかったような気がします。

もともとが、ゴーイングマイウェイだった小泉前首相の後釜として、自民党の派閥にとって利用されるという側面を持った安倍首相でしたが、任命する大臣がことごとく不祥事持ち。
しかも、それを庇ったことで傷が広がったわけですから・・・ある意味首相の責任がないとは言えません。

北朝鮮の拉致問題や防衛省の昇格、国民投票の基礎など、功績もありましたが・・・社会保険庁の不祥事に閣僚の「政治と金」問題など、政治不信を亢進させてしまった面の方が大きいでしょうね。
そして、マスコミ、野党、そして与党の一部までもが首相を叩いていたという信じられない側面もあったことは忘れてはなりません。
これは、改革を掲げていた小泉前首相が「喧嘩上手」で、さまざまな敵対勢力を設定しては、常にそれよりも強大な味方を作っていたのに対して、安倍首相は小泉前首相が敵を作るきっかけでもあった「改革路線」を引き継ぎながらも、味方を作れずに終わってしまったという事もあるのでしょうか。

政治家としては若手で有望ではありましたが、線の細さはどうしようもなく、また小泉前首相が映像映えする人だっただけに、映像面での見栄えの悪さが引き立ってしまったという事もあるのかもしれません。

しかし、安倍首相はすべてにおいて「タイミング」を計ることが下手な人でした。

閣僚人事についても、政策の対応についても、そして辞め時についても・・・正直、なぜこのタイミングで辞任するのか意味がわかりません、所信表明演説で「進退を賭す!」とぶち上げた人が、突然「ボク辞めます」とか言い出したのですから。
健康面とか、脱税の疑いが出てきたからとか、小沢さんが党首会見してくれなかったからとか様々な憶測は出ているようですが、どれもしっくりとは来ません。
このタイミングで辞められても、次期総裁を狙っていた人には中途半端な時期ですし、それ以外で首相になれそうな人はどれも格が落ちるしで・・・日本の舵取りが混乱するだけのような気がします。

憎まれているなら、ある程度まで徹底的に筋道つけてから、進退をかけた解散総選挙をするなり、特別法で野党とぶつかったのであれば、「解散」という伝家の宝刀を抜くなり、そもそもココで辞めるなら内閣改造前に辞めとけって事になりますし・・・・

現時点では14日に公示、19日に総裁選を行うことになるそうです。

次期首相の候補が元幹事長の福田氏、与謝野氏、ローゼン閣下に、額賀氏、谷垣氏ですか・・・安陪さんが有能に見えてくる面子ですな。
こうなると、国民としてはただ指を咥えて見ているだけというのが腹立たしいです。
というわけで、せめてBlogで愚痴をこぼしてみましたw

日本という国はどうなってしまうんでしょうか?
・・・少なくとも現時点で「美しい国」ではないですが・・・
by tlunar | 2007-09-12 23:59 | 日々想う事