誤りか偽りか
2014年 03月 10日
今年はじめに論文が発表された「STAP細胞」
再現性が低かったり、論文中の写真について指摘が出てきたりと、ここ数日話題になってきています。
生物学的に「ありえない」というレベルだっただけに、反証や否定派も沢山いるのではないでしょうか。
ただ、この話については一部に「話題作りの偽論文」という論調で報道されている事も多いのですが、これについては慎重になるべきではないでしょうか。
もっとも、その論調で批判しているのは研究結果としての「STAP細胞」ではなく、研究者の小保方氏を取り上げていたところが多いのですが。
もともと学術論文は、発表されたものに対して多くの検証や追試を行い正しさが立証されるもので、発表された論文が100%正しいわけではないのです。論文にあるような事象が再現できずに「理論が間違っていた」という論文も数多あります。
名声を上げたいがために、実験結果を偽りセンセーショナルな論文として発表したのであれば、研究者として責められるべきですが。立てていた仮定と実験方法が間違っていたのなら、それは研究者として未熟だっただけで、責められるべき事では無いはずです。
たとえ事実ではなくても、その実験結果から別の真実が見つかることもあるわけで、偽りでなければ無駄にはなりません。
誤りか偽りか。
結果が出るには、もう少しかかりそうではあります。
再現性が低かったり、論文中の写真について指摘が出てきたりと、ここ数日話題になってきています。
生物学的に「ありえない」というレベルだっただけに、反証や否定派も沢山いるのではないでしょうか。
ただ、この話については一部に「話題作りの偽論文」という論調で報道されている事も多いのですが、これについては慎重になるべきではないでしょうか。
もっとも、その論調で批判しているのは研究結果としての「STAP細胞」ではなく、研究者の小保方氏を取り上げていたところが多いのですが。
もともと学術論文は、発表されたものに対して多くの検証や追試を行い正しさが立証されるもので、発表された論文が100%正しいわけではないのです。論文にあるような事象が再現できずに「理論が間違っていた」という論文も数多あります。
名声を上げたいがために、実験結果を偽りセンセーショナルな論文として発表したのであれば、研究者として責められるべきですが。立てていた仮定と実験方法が間違っていたのなら、それは研究者として未熟だっただけで、責められるべき事では無いはずです。
たとえ事実ではなくても、その実験結果から別の真実が見つかることもあるわけで、偽りでなければ無駄にはなりません。
誤りか偽りか。
結果が出るには、もう少しかかりそうではあります。
by tlunar
| 2014-03-10 20:49
| 日々想う事