毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

ワーキングプアを考える

ワーキングプアⅡ-努力すれば抜け出せますか(HNK)

放映されてだいぶたつけど、改めて凄い題名だと思う。
そして今の日本が抱える閉塞感をこれほどまでにあらわした番組はないと思います。

「働けど 働けど な お わが暮らし 楽に ならざり ・・・」石川啄木の時代から、というよりは人間社会ができた時から、格差や貧困の問題はあったわけですし、「どうしようもない」という状況に追い込まれてしまう人間は必ず存在したわけです。

しかし、その個人レベルではどうしようもない貧困が広がり始めている。
誰もが一歩間違えば、抜け出すことのできない貧困に落とされるという現実は、社会的に害悪でしかないと思います。

安部内閣は「再チャレンジ」を売り物にして、日本国内のマクロ経済は戦後最長の右肩上がりの好景気を示しているというのに・・・

失業率は確かに低下したかもしれません、ですが正社員が減り、派遣業が活発化し、社会人としてまっとうな給料をもらっている人は減少しています。
ニートやフリーターの支援といっても、企業が欲しがるのは即戦力でなおかつ使い捨てにできる人材、単純作業であれば、まっとうな給料を払う必要がない不法滞在の外国人を使ってコストダウンを行っています。

日本は一億総中流階級と言われていましたが、その中流階級が空洞化してきています。

自分の生活を楽にしてくれるはずの、社会保障は削られ、少しでも貯蓄をしていればその最低保障すら受けられない。
長期間払ってきた年金では生活はできず、介護のための施設にはいるにはそのすべてを投げ出さないといけない・・・

この番組で紹介された人たちは、その身がボロボロになるまで働いている人達です。ニートでもない、働く意欲が無いわけでもない、まっとうな生活を送りたいだけの人たち。
そんな人が救われない、今の日本社会。

地方の医療問題もそうですが、今の日本は使われるべき所に税金が使われず、使う必要がないところにジャブジャブとつぎ込まれているというのが腹立たしい。
先程、道路族の反対で一般財源に組み込まれなかった自動車関連の税金は7000億円以上、一方で、今年度の予算から廃止された生活保護世帯への母子加算はたったの420億円です。
07年度の予算は法人税は緩和しつつ、個人に対しては緩和政策を廃止するなど厳しいものになっている、会社が潤えば給料も上がり、結果個人の懐も潤うという腹積りであろうが、企業の雇用形態は正社員から規約社員、派遣社員にシフトしてきているので、そういった人たちは恩恵を受けられず、税金だけが重くなるという格差を助長する形になってきている。

格差をなくすのは無理だ、皆が平等などというのは共産主義でもあり得ないのだから。でも、頑張った人はちゃんと生活できる形、ちゃんと働けば安心して子供を育て、老いて、死ぬことが出来る、そんな社会じゃなければいけないと思います。

【参照リンク】
「ワーキングプアII」の感想紙屋研究所
[PR]
by tlunar | 2006-12-27 19:33 | 日々想う事