毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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「ホワイトプルームマウンテン」 著者:ポール・キッド 訳:荒俣宏

b0012247_228449.jpg正統派TRPGであるD&D、そのシナリオを元に書かれた冒険小説です。
TRPGのシナリオが元になっているだけに、背景世界の描写やそこに現れる魔法や神の描写については細かく書かれてはいません。既に説明されたものとして物語のなかで出てくるだけです。

主人公はレンジャーのジャスティカー、禿頭の大男で剣術の達人、魔法も使えるという完璧超人。彼をリーダーとして、ピクシーのエルカーラ、意思を持つケルベロスの毛皮シンダーズ、運搬人のポークといったメンバーが奪われた魔法の武器を取り戻すために火山の中に作られた地下迷宮を進み悪の魔術師と対決するというもの。

ストーリーは単純ですが、いくつもの陣営の思惑が絡んでいたり、迷宮を進むうちに減ってくる装備や魔法の数、姿を消していく仲間達。
最後はボロボロになった状態で最強の敵と戦うことに・・・。
物語はテンポよく進むので、一気に読めてしまいます。
出てくるキャラクターも魅力的で彼らを主役とした次の話が読みたくなるほど。今の日本であればリプレイ形式でストーリーが語られるかも知れません。
これはグレイホークと呼ばれるAD&Dのサプリメントが元になっている世界で、それを知っていれば、各所に出てくるアイテムやモンスターがさらに楽しめるようになっています。

このようなAD&Dの世界が元になった小説は本書のほかに「ドラゴンランス戦記」や「ダークエルフ物語」があります、いずれも日本のファンタジー小説とは異なり挿絵はバタ臭い絵柄だし、スマートさとは縁が無いものではありますが、骨太のファンタジー世界にドップリと浸かることが出来ます。
日本のRPGやファンタジー世界に多くの影響を与えてきた世界が楽しめる本だと思います。
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by tlunar | 2006-09-10 23:37 | BookReview