毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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グッドデザイン賞の意義

グッドデザイン賞は「『優れたデザイン』を社会に普及させていくことで、私たちの生活をより豊かにすることと、産業の発展とを同時に後押しする」のを目的として1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザインを評価・推奨する賞です。

書類による1次審査、展示会による2次審査を経て、対象とするデザインに「Gマーク」をつけることが許されます。
今年は創設から50周年にあたり今月の23日から東京ビッグサイトで1次審査を通過した企業などによるプレゼンテーション展示が行われています。
しかし、商品や企画、建物など様々なデザインが展示される中で、1次審査を通過しながら展示直前で「審査落ち」という不可解なことになったデザインがあります。
それが「TENGA」というメーカによる展示品です。

TENGAが応募した商品はなんと「オナホール」

立派なアダルトグッズです。
しかし、「部屋に置いてあっても違和感無く、女性からプレゼントできる様なデザイン」というコンセプトで作られたメーカーだけに、一見しただけではとてもアダルトグッズとは思えないスタイリッシュな感じになっています。

1次審査の書類にも『男性用マスターベーション補助具』と明記して、商品の意義として性欲制御や性感染症、性犯罪防止をあげており、無事に1次審査を通過しました。
これで見事「Gマーク」を取得できれば、アダルトグッズとしては初の快挙ということで、展示準備に入って、開場5日前に「2次審査では家族連れの来場者に配慮して手が触れられないように」との通達にも対応して、あとは2次審査を待つばかりだったところ、「審査はするが展示は下げよ」との通告が開場直前に通達されました。
さすがに直前での展示取り下げには頑強に反対したものの、結局開場後3時間で強制的に展示は終了、その後「実際に試せないから審査対象外。だから展示も不可」と事実上の落選となってしまいました。
どこから横槍が入ったものか、本当にダメなら書類審査の段階で落とせば良いだけなのに、あまりにも不自然な対応です。

確かに、アダルトグッズがサブカルの範囲を越えるのはどうかとは思いますし、サブカルでこそ輝ける商品であると思います。
しかし、VHSやDVDが普及した原因にエロビデオの存在があったり、インターネットで最初に増えたのがエロサイトだったり、江戸時代の錦絵で「春画」などが存在していたように、文化の発展の影には必ず「エロ」が存在していたことも確か。

その「エロ」の部分を象徴するようなアダルトグッズに「デザイン」を持ち込んで、一般化しようとした「TENGA」の方向性が是か非かというのは「グッドデザイン」という賞に対してだけではなく、サブカルと一般の差に対してや、こういった商品が大量に売れてしまう現在の日本の社会に対しても一石を投じる事になったのではないでしょうか。

結果として「アダルトだからNo!」ということになってしまいましたが、落とされることになった経緯を是非知りたいものです。

アダルトグッズに限らず風俗店やエロ関連はパロディやギャグのようなネーミング、一般社会への風刺などの宝庫ではあるのですが、そういった部分に「一般にも通用するデザイン」で切り込んだこの商品を一般社会が評価するか否か・・・・深く考えると結構難しい問題だと思います。



・・・いや、私は使ったこと無いですよ?

【参考リンク】
グッドデザイン賞アダルトグッズはNo!1次突破も… (ZAKZAK)
TENGA ニュース一覧(06/08/24)TENGA公式サイト
Good Design Award (Gデザイン公式ページ)・・・TENGAは削除されてます
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by tlunar | 2006-08-25 19:06 | 日々想う事