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by tlunar
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「食品の裏側」 著:安部 司

b0012247_20214856.jpgGWと言うことで、溜まってた本も徐々に消化しております。
そんな、中からぜひとも読んでみて欲しいのがこの「食品の裏側」です。

副題の「みんな大好きな食品添加物」とあるように、食品添加物について語られた啓蒙本なのですが、単に危険性を並べ立てたのではないのがこの本のいい所です。
著者の安部さんは食品添加物を売り歩いてきた、まさに食品添加物の伝道師だった人。そんな彼が自分が売り、広めてきた添加物についての「光」と「影」を明らかにしようとした本なのです。


安部さんは今では昔ながらの製法でつくる自然塩に携わりながら、日本全国を食品添加物についての講演活動を行っています。
その様子がテレビでも放映されていましたが、それはまさに化学実験。
目の前にずらりと白い粉の入ったビンを並べて、ビーカーの中で混ぜ合わされて出来上がる「ラーメンのスープ」や「無果汁のジュース」それらがすべて阿部さんの匙加減ひとつで生み出されていくのです。

中で書かれている事柄は現在の日本の食についての空恐ろしくなるような内容。
今の日本で添加物から逃れることが出来ないという事実、その中でどのように添加物と向き合っていけば良いのかなど、添加物の最先端で働いていた安部さんだからこそ訴えることが可能な、今の日本の食についての言葉が重い一冊になっています。 
ただ、添加物の本といっても、難しい科学用語は出てこないので非常に読みやすいです。

この本なかで安部さんが言ったこの言葉が今の日本を良くあらわしていると思います。

「食の乱れは食卓の乱れ、食卓の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ」 ・・・ 第6章未来をどう生きるかより

日本古来の和食、手間をかけた食事、自然の中で育てられた食品というものを今一度見直す事、それが現代社会のひずみを直す第一歩になるという著者の見識には、なるほどとうなずけます。
この本を読んで、普段食べている食品の原材料欄を気にするようになりました。

本当に、添加物をいっぱい食べている事に愕然としましたが・・・。
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by tlunar | 2006-05-02 20:25 | BookReview