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毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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第20話「ニーナと呼ばないで」

先週はとんでもないところで終わりましたが、物語が進んでいないという印象が強いです。
今のところ最期の敵であろう、ナギとシュバルツの目的がいまだ不明と言うのはどういうことなのでしょうか?
シュバルツは科学技術の奪取を行いましたが、やっているのはガルデローベに成り代わっただけですし、ナギにいたっては、オトメに頼る世界平和というシステムの開放という「建前」だけが明らかになっているだけです。
マシロ、二ナ、アリカの3人はそれぞれ、現時点で自分の進むべき道を見失いかけています。そして視聴者も・・・物語が何処に進もうとしているのかが、残り数話という段階でいまいち曖昧なのが、ココ数話を停滞気味と感じた原因のような気がします。

でも、各エピソードは面白いんだから困るんだよなぁ・・・カタルシスを感じさせる展開を期待しつつ舞-乙HiME感想です。

----------story----------------
マシロとともにジャバルの体内へと取り込まれてしまったアリカ。だが、茫然自失となったアリカは、そこからの脱出を図ろうとしない。そして、自分がいかに考えなしにオトメへの夢を語っていたかという思いに、深く落ち込むのだった。そんなアリカに声をかけられずいるマシロ。その時、2人を消化しようと、ジャバルの体内各所から消化液が湧いてきた。この窮地を脱すべく、マシロはオトメの力を解放しようとアリカに認証を迫る。
 一方ニナは、ナギの命令から自分をかばうかのように振舞うセルゲイに対し、自分がまだ娘としてしかいられないという思いから、心を震わせていた。
----------story----------------



うーん、イロイロ話は進んでいるんだが、何かこう物足りなさが・・・
伏線回収も始まってるんですが、それ以上に謎や伏線が張られているのがなんとも・・・

【アリカとマシロ】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_18495884.jpg前回逃げ出したアリカとマシロは、珪素系生物の腹の中でお互いに、ぶっちゃけ大会Part2。
Part1はお互いの失恋からの脱却でしたが、今回はもうちょっと業が深い。なんといってもアリカはエルス、そしてニナという親友を、マシロは忠臣のアオイを目の前で失っています。

先に決意を固めたのはマシロでした、ジャバルの腹の中で死ねるか!アオイの為にも生きて立派な王になると意気込みますが、アリカはオトメの力は使いたくないと抵抗します。しかし、ジャバルに溶岩のような胃液で溶かされる寸前に、マシロとアリカは認証を行い、オトメの力で脱出に成功します。

第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_18545652.jpg命の危機という緊張感、そしてアリカとマシロの持つ生来の明るさは、あっさりと2人の鬱の空気を吹き飛ばしてしまいます。
マシロ「しょせんこんなものじゃ、わらわ達など・・・」
アリカ「うん・・・」

2人が迷う期間は前作のHiMEに比べると短いです、まぁ凪みたいなのがいないせいもありますが、アリカの内面が過去も含めてまったく描かれていないので、そのへんがちょっと弱い気もします。

【カルデア】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_1924567.jpgカルデアは、シュバルツと組みガルデローベの技術を手に入れたアルタイに対抗するために、アスワドに手紙を出してミドリと4人衆をおびき寄せます。その隙にカルデアは皇帝付きのマイスター、フィア=グロスを使って戦力のいないアスワドの村を襲撃、アスワドの持つ「REM」の技術を収めたカメラ?を手に入れます。

なぜこんな事をするのかと問うアリカへのフィアの答えは一つ「マスターが望んだから」。
フィア自信は、こういう行動に対して完全には納得はしていないのでしょうが、マスターとマイスターオトメという関係のもっとも典型的な例がカルデアなんだと思います。
「オトメはマスターの命を預かり、自らの命をかけてマスターと国のために従う事を本懐とする」

【アスワド】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_1912055.jpgフィアによって壊滅的な打撃を受けたアスワドの村ですが、アリカはオトメとしての力を使い、炎に撒かれた少年ロウを助け出します。
そこに帰ってくる、ミドリと4人衆、ミドリはそのリーダーシップで村人達の指揮をとり、事態の収集に当たります。

そんなミドリに理想の王としての姿を見るマシロ、民に好かれ、力を持ち、やるべきことを迷いなく行う姿は確かにカッコイイです・・・主人公みたいだw
マシロはいままで王としての他の人を見たことが無いんですよね、父親が立派な王と言われても、彼がどのような人だったのかを教えてくれた人は誰もいなかったはず。

第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_19232170.jpgアリカはミドリに対してオトメが善なのか悪なのかを問いますが、それに対してのミドリの答えは、アスワドらしくシンプルな物。
「オトメは力だ、それ以外の何者でもない。」
「力に、良いも悪いもない。ただ、力なくば死あるのみ。それが、この世界を支配する掟だ。」
確かに、弱肉強食はこの世の絶対のオキテです。ただ、人として生きる場合、その力は多岐に渡り、力の振るい方もイロイロとあるわけで・・・おそらくカルデアに対して報復に出るであろうアスワドにアリカ&マシロがどの様な答えを出すのか、それがこの舞-乙HiMEという物語の一つの終着点になるような気がします。


【ニーナと呼ばないで】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_19241517.jpgワルキューレ部隊の編成を進めるセルゲイに、どうしてこんな事をするのかを問い詰めるニナ。
「俺の手はもう真っ黒だ、それに可愛い娘にこれ以上辛い思いをさせたくない」と答えるセルゲイ・・・確かに娘に対しての心遣いとしてはこれ以上無いものなのですが、ニナが望んでいるのは「娘」ではなく「1人の女性」として・・・ニーナと呼んだセルゲイを拒否します。

「私はもう15です、マイスターにもなりました・・・ですから、そんな子供っぽい呼び名は!」
セルゲイは「父親としては寂しいな」などととぼけて、その場を急ぎ立ち去りますが、その表情からすると、ニナの想いに気がついてる?
その時ニナが思い出していたのはセルゲイと初めて会ったときの事、ノースハウンドらしく何のためらいもなく人を撃ち殺していたセルゲイが、銃を向けていたにも関わらずニナを優しく抱きしめてくれたときの事。
「お願い・・・私を見て。私は、私はもう・・・!」
セルゲイを見送った後のニナのこのセリフは、一線を越えられないニナの悲しさが出てて良かったです。セルゲイにとってニナはいつまでも子供であり保護する存在、それがニナにもわかっているからこそ、ニナの想いは切ないです。
前作では、楯には詩帆という「妹のような」存在がいて、「妹」であるために詩帆は楯の恋愛対象にならなかったのですが、ニナに対してのセルゲイハードルはさらに高いです、なにせ血が繋がってこそいませんが「娘」なんですから。
ニナがちゃんとセルゲイに想いを伝えないと、この問題は解決しないのですが・・・無理そうだなぁ。

【ワルキューレ】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_19451881.jpg学園に貼られたワルキューレ募集の張り紙ですが(マリアに怒られないんだろうか?)
それに志願したのはトモエを筆頭にしたジャンヌ、リー・メイ、ノブエの3人組、彼女達が付けたGEMはマイスターのようなピアスではなく、スレイブを召還する結晶の小さい物がイヤリングになった感じのあたらしいGEMでした。
そのGEMを産み出す新たなる真祖の正体をセルゲイは知らないんですね・・・それが自分の夢だと語ったレナと知ったときがセルゲイがナギと袂を分かつ時になるのでしょうか。

第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_19445080.jpgセルゲイの詰め所を張っていたチエは、トモエ達がワルキューレに志願し、さらに緊急伝令が下った事で、自らもワルキューレに立候補します、セルゲイは疑わしく思ってそうですが。
ワルキューレ、どう考えてもマトモなものじゃない気がしますが・・・チエさん大丈夫かな。


【シズルとトモエ】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_19554762.jpgワルキューレとなった事でトモエが求めた「褒美」は、愛しいシズルお姉さまの救出でした。
独房からだして、手錠も外し、ガルデローベの迎賓ルーム(マシロや晶が使ったところですね)に移動させました。
真っ先にナツキの安否を尋ねるシズルに対して、トモエが答えたのはナツキガ既に捕まって風華宮に幽閉されていると嘘をつきます。

そして、今度の任務に成功すれば新たな褒美がもらえるかもしれないこと・・・シズルは嘘を当然見抜いているでしょうが、どこまでが嘘なのか、そしてこの状態であれば警備も緩く脱出も容易な事もみぬいた様子。
そして、パワーハラスメントで身体を求めるトモエに、そのまま身をまかせます。
この時、直接の「描写」はないのですが、ベッドの天蓋の映像のバックに衣擦れの音が・・・やっぱりシズルさんはこういう展開になるんですか・
・・しかし、確かに相手がトモエならオトメとしての資格を失う事は無いのですが、ほんとにナツキの事になると自分はどうでもいいというのは前作と一緒みたいです。
しかし、あのシズルにガチで勝負をかけるとは・・・自ら虎口に飛び込んだという気がしなくもないw

【がくえんちょ】
ユキノとハルカの前に引き立てられて大笑いされてました。
ところどころに、エアリーズ国内ももめている事、ガルデローベにつくとアルタイ側につく国が出てくるかもしれない事などまともな情報もあったのですが、大半は前作組みの漫才だったようなw
学生達やシズルがえらい目にあってそれぞれ悩んでいるのに、がくえんちょは良いのかあんなので・・・こういうシーンが入っている事も物語が進んでいないと感じる原因かも。あれば楽しいのは確かなのですが、こんな事してる場合かという気もまたするわけで。

【ハルモニウム】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_2052216.jpgナギはニナを引き連れて、ハルモニウム前へ・・・なぜか懐かしさを覚えるニナがハルモニウムに近付くと、アリカとマシロの時には2つしか反応しなかった部分が3つとも光を放ち、あの命らしき影が再び現れます。
3人同時でなくても良いみたいですね・・いい加減なシステムだなぁ・・・

そうすると、前回もマシロとアリカで2つ光ったのではなくて、マシロかアリカどちらかの分が一つ光っただけという可能性もあるんですね。
前回開いたときは、「歌と紡ぎ手と護り人を揃えよ」といって消えた影ですが、今度はさらに問いかけます「お前達がハルモニウムの力を望む者か」。

このハルモニウムが起動する前に、ナギがニナに対して自分とセルゲイの夢として、「ガルデローベが科学を独占し、オトメによって護られる平和はおかしい。人間がもっとも輝いていた時代を取り戻すんだ」とのたまってますが、非常に胡散臭いです。
今のところ、ナギとシュバルツがやっているのは、自らがガルデローベに取って代わっているだけのこと、次回ハルモニウムの機能がわかればナギの本当の目的、セルゲイの夢がはっきりするような気がします。

【ニナの出生】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_20115291.jpgニナの回想シーンでちらっと移った籠ですが、一話でレナが河に流した物と一緒ですね。ただ、14話の老女官の証言では王女もレナの娘も同じ籠に入っていたので・・・蒼天の青玉の有無から考えると、アリカが正統な女王、ニナがレナの娘と言う事になるのでしょうか。
そうなると、マシロの出生と、ミユがアリカをあそこまでかばう理由がわからなくなるのですが・・・


【今週のスターシステム】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_20163486.jpgアスワドがカルデアに向かうときに使ったスレイブです、先頭が愕天王、3番目はケートスですね、2番手はアカネのチャイルドだったハリーに似てる気がします、載ってるのは背の高さからしてラドでしょうか、この後ろにカブト虫みたいなものもいました。


第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_20185566.jpgジョセフ=グリーア・・・出演と同時に死亡 (-人-)南無・・・w


【次回予告】
第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_20203381.jpgなんじゃこりゃあああああああ!!!
なぜいきなり赤ちゃんグッズが出現してますか?
そういうプレイ? 誰か赤ちゃんでも持ってきましたか? オシメまであるし・・・・次回予告は音声の方が面白くて、画像はついつい見逃す事が多いんですが、今回は画像のせいで音声が気にならなかったw

第20話「ニーナと呼ばないで」_b0012247_20235735.jpgそしてミコト(人)登場!後ろの壁にある猫人形が気になりますが・・・ミコト(猫)は(人)の化身かと思っていたのですが、今(猫)はアスワドの村にいるんですよね。
いきなり「~ニャ」とかいって猫人格だったらどうしよう、護り人ってミコト(猫)のことだったりしないだろうな・・・。


気まぐれでキャプつけてみましたが・・・疲れたorz
そして舞衣は何時出るんだろう・・・・
by tlunar | 2006-02-24 16:58 | 舞-乙HiME