舞‐HiME 第24話 「コイ・ハ・タタカイ」
2005年 03月 18日
物語最大の修羅場話という第24話・・・HiMEたちは互いに大切な人をかけて、傷つけあう。
そして流される涙は、黒曜の君の歓喜となり媛星はいっそうその輝きを増す・・・
黒曜の君に付き従う命の心は、静留の狂気のたどり着く場所は、なつきと奈緒の因縁に決着は、舞衣と楯、詩帆の想いはどうなるのか・・・
そして、蝕の祭を終わらせる唯一の希望という深優はどう動くのか、物語は結末に向けて加速度をつけて収束していく、舞-HiMEの感想です。
--------------------------story----------------------------
紫子のチャイルド「聖ヴラス」の幻覚で、窮地に陥る舞衣。あわやというところで、駆け込んできた祐一がそのピンチを救う。一方、寒空の下、祐一を待ち続ける詩帆の前に凪が現れる。
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とりあえず今日はリアルタイム視聴後なので・・・勢いに任せて書いてます・・・・後で修正するかも・・・
アバンは前回の予告どおりに、シスターの聖ヴラスによって舞衣が見ている幻覚の世界からスタート。
それは舞衣が望んでいた世界、やさしい母と父がいて、元気な巧海と命も妹として一緒に住んでいて、憎まれ口を叩きあう関係。
楯祐一はBF、彼には詩帆が実の妹として存在していて、二人の仲を応援してくれている・・・
高校生活のいろんな行事、楯も剣道大会で優勝して・・・夕日の差し込む教室で・・・恋人として語り合う・・・
舞衣が望んでいた普通の高校生活・・・でも、舞衣は気がついてしまう、これは私の都合のいい世界・・・そして楯が消えて巧海が幻覚の中に現れる。
巧海を気遣うばかりに本音を話してこなかった事、巧海は大事なんだけど、初めて自分をさらけ出して、自分の感情をぶつけられて、そしてほんの少しだけどわがままを言えたあいつ・・・楯祐一のことが、巧海よりも大事になっていたことを・・・その中で確認していきます。
5話の舞衣の行動、そしてそれまでの楯との口喧嘩さえも、舞衣にとっては始めての事、それまで押し殺してきた自分を解放してくれたのが楯だったわけですね。
ここからは今週は怒涛の展開というか・・・ちょっと気力がついていかない・・・のでダイジェストで・・・
紫子&石田
聖ヴラスは幻覚攻撃で相手を足止めしておいて、本体が鉄の処女のように開いて、相手をとりこみ潰すという、えぐい攻撃方法でした。
舞衣を殺せと叫び、紫子が舞衣を攻撃しないと決めると、舞衣に黒曜の君は神崎黎人だとばらして、舞衣に黒曜の君を殺させようとします・・・石上メチャメチャ小物でしたw
しかし、紫子は「あなたはかわいそうな人、でも私はそんなあなたを愛してしまった」といって、石上をヴラスの幻覚で捕らえて、石上を抱きかかえると自分もろともヴラスに攻撃させて、自殺してしまいます。
紫子のこの行動は、女性としては良いのかもしれません、どんなに最低でも、救いようが無くても、一緒に自らの愛を貫いて逝けたのですから幸せだったでしょう・・・
ただ、彼女の行動は人間として、そして曲がりなりにも生徒を導いてきた聖職者としては最悪です、自殺は一番簡単な逃げ道です、同じく生徒を導く碧ちゃんが最後まで生徒達のことを気遣って行動しているだけに、きれいに死んでしまったシスターは許せないですね。
奈緒&なつき&静留
奈緒の大切な人がようやく描写されました、彼女は家族を強盗に襲われて、母親だけが植物状態で生き残っていたようです、親戚は奈緒を施設にほおりこんで知らんふりだったみたい・・・そのため金で何でも出来るみたいな円光男性を憎んでいた・・・大切なものは唯一残った母親、他の人間は皆信用できない、と世の中のすべてにたいして憎しみを持っていたんですね。
しかし、暴走した静留によってジュリアは倒されてしまいました・・・「ママ、ママ」と叫ぶ奈緒は年相応(14歳)に見えました・・・
なつきのために、あっさりと奈緒のジュリアを葬り、一番地を壊滅させ、母親が消えて泣きじゃくる奈緒に向かって「なつきを傷付けた罪・・・これですんだとおもうてはります?」と表情を変えずに言い放つ静留・・・完全に逝ってしまってます、なつきを守ることそれだけで動いています。
そこにあるのは、なつきは自分の所有物だという歪んだ愛のみです。
そして、今回とらわれのお姫様だったなつきですが、奈緒に対して感じていた感情が、今回の奈緒の生い立ちを聞くことで変化しました。
奈緒と同じぐらいの時に、世の中のすべて恨んでいたなつきを救ったのが静留でした、彼女のかけてくれた言葉が、そして他のHiMEたちがいたおかげで、奈緒のようにならずにすんだ・・・大切なものは静留、それは親愛であって静留の愛情とは違うかもしれない、静留の想いには答えられないけど、やはり自分を救ってくれた静留が今一番大切な者。
そうして立ち直ったなつきは、HiMEとしての力を失った奈緒になお攻撃しようとする静留を止めるべく立ちふさがります、その手には再び2丁のエレメントが携えられていました。
静留は、なつきのHiMEとしての力の復活を知ると、嬉しそうに微笑んで、まだ各地に残っている一番地の勢力をつぶして来るといって、その場から消えてしまいます。
残されたのは、身も精神もボロボロに傷ついた奈緒と、自分にとっての大切な者を見いだしたなつき・・・
静留を見送るなつきの表情は、死を覚悟した物のように見えました、自分の大切な者は静留、そして静留の大切な者はなつき、2人が闘えばどちらが勝ったとしても2人とも消える事になる・・・それでも静留を止めることが出来るなら、それでかまわないというような・・・。
なつきは、奈緒、そして静留を見て、以前一番地の思惑通りにならない事を決めたように、HiMEとしての運命そのものの思惑を阻止することをここで誓っています。
なつき「HiMEのさだめ…そんなもんに踊らされてたまるか!」
前にもそういっていたあなたは、石上の思うがままに踊ってしまったんだけどね・・・・今度はそれがホントになると良いんだけど・・・
舞衣&楯&詩帆
舞衣は、ここに来てようやく楯にたいして素直な気持ちを告白します、巧海が一番じゃなきゃいけないとおもっていた事、その為なら全部我慢できるとおもっていたこと・・・
楯も詩帆のためという名目で自分の気持ちを押し殺していたことから、舞衣に対して「誰かのためって楽なんだよな、でも本当に大切なのは自分の心、自分が何をしたいかなんだよな・・・ようやくそれがわかった」と話します。
5話での、わずかな心の触れ合い、それ以降ギクシャクしていた2人がここに来てようやく自分の気持ちを素直に出すことが出来ました。
そこに、凪によってHiMEとして完全に覚醒した詩帆がチャイルドヤタガラスで攻撃を仕掛けてきます、そして、ゲンナイを倒したのも詩帆でした・・・それは楯が舞衣ばかり気にすることへの意趣返し・・・それを聞いた舞衣もカグツチを呼び出して応戦しかけますが、楯の静止する声で我に返ります。
舞衣と詩帆、どちらのチャイルドが倒れても楯が消えてしまう・・・しかし、詩帆も舞衣もどちらもあきらめられず、攻撃の応酬が続き・・・カグツチの炎が詩帆を弾き飛ばします。
思わず駆け寄った楯に詩帆は、今日が楯と初めてあった日だったこと、そのプレゼントとして編んでいたマフラーを楯にかけます。
ここで楯は「おれは、ずっと気がついていたのに・・・」と詩帆の気持ちをはぐらかし続けてきたことを悔やんでいます・・・でも、妹のような存在だけに、拒絶は出来なかったと思いますが。
舞衣のことが好きだという事、それを認めたのもつい最近でしたし。
舞衣に向かって詩帆の化け物を倒してくれと頼む楯、HiMEとその想い人の運命を今では知っていながら、そう叫びますが・・・舞衣にとってはそれは楯を失う事と同じ・・・
舞衣「やっぱり、できないよ」・・・ようやく自分の気持ちに素直になれたばかりですからね・・・
舞衣&命
命は、この三角関係の修羅場を黎人の言いつけで物陰から見張っていました、今でも命にとって舞衣は特別な人、兄上も自分を必要としてくれているが、舞衣との関係も前のようになりたい・・・そんな事を考えている風にとれます、詩帆が巧海の消滅の原因だと知った時に一瞬顔が明るくなったのがその証拠、「私が倒したのでなければ、舞衣も許してくれるかも・・・」。
ただ、すぐに自分の手で碧の愕天王を消したことを思い出します、自分は舞衣のもとに帰る資格はない・・・そのときに黎人がささやいた言葉がペンダントを作動させて、命をバーサーカーモードへと変貌させます。
黎人「舞衣さんにとって最大の敵が現れる、もしものときは命、お前が敵を倒すんだ・・・」
その敵とは、舞衣が防御をあきらめたかのような詩帆のチャイルド「ヤタガラス」・・・隠れていた場所から飛び出した命は、ミロクの一閃でヤタガラスを両断します。
詩帆がチャイルドをやられたショックで悲鳴を上げて倒れるのを見て、舞衣は命を再び責めようとしますが、ゲンナイを倒したと思っていた時と同じ表情で涙を浮かべる命を見て、言葉に詰まってしまいます。
楯の消滅
二人が共に傷付けあうことが無くなったと安堵した楯の胸に痛みが走ります。
巧海のと時と同様に、楯の体から光が立ち昇りはじめます、舞衣は必死で駆け寄って楯を抱きかかえますが、楯の体は色を失っていきます。
舞衣「そんな、そんなのってないよ!私まだあなたに何も伝えてないのに!!」
舞衣の涙ながらのセリフは、楯には届かず、舞衣の唇が楯の唇と触れ合ったとき、楯の体は光の粒となって消えてしまいます。
巧海、命、そして想い人である楯・・・すべてのものを失った舞衣は泣き崩れてしまいます。
ちょうど、楯が消える時に駆けつけたなつきは、舞衣を後ろから抱きとめます。
ここでの舞衣の絶叫は、あかねの理不尽なものに対する絶叫とも、巧海を失った時の怒りの混じったものよりも、喪失感を感じさせるものでした、幻覚によって見せられた、自分の本当にほしいもの、ようやくその事にたいして向かい合ったその時に、その大切な者を失ってしまった・・・
HiMEとしての運命とはいえ、あまりにも残酷な仕打ちです。
凪&黎人
・・・・最低の極悪人です、特に黎人は楯が消える時に「みなおしたよ楯祐一君、キミにはもっと惨めにみっともなく消えてもらう予定だったのに」とかぬかしてます。
多分舞衣の心を手に入れられなかった、腹いせだと思いますが・・・そして、これにより舞衣のチャイルドが消失(想い人の楯が消えたためでしょうか)、命は楯を消してしまったことで舞衣の元に戻ることは出来なくなった、柱が一本建った。
と、蝕の祭としてはほぼ予定通りに進んだみたいです、静留を使って、うるさい一番地の上層部も一掃・・・黒曜の君が目指しているのがどんな世界だかはわかりませんが、こいつの世界にだけは住みたくないな・・・腹黒すぎだ・・・
近付くHiME星と祭の終焉、残ったHiMEは舞衣、なつき、命、静留の4名
蝕の祭の犠牲者を表す黒曜宮の柱は9本(うち1本はアリッサの分)・・・不確定要素の深優、チャイルドを失った舞衣、運命に逆らう覚悟を決めたなつき、そして舞衣への想いと兄上への想いにはさまれた命、暴走を続ける静留・・・
どのように決着を付けるのか、普通に考えたらHappyEndはありえない展開です。
特に舞衣と楯はキャラデザの久行さんのところで見た内容そのままでした・・・・
「舞衣と楯は上手くいったら最終回が来ちゃうじゃないですか。(中略)ただくっつくというのとは話が別」
確かにそのとおりでしたよ・・・さらに追い討ちとして、リセットするにも力を手に入れるには黒曜の君の妻にならなきゃいけないわけで・・・やっぱり最低だわこの設定。
しかし、ここで楯が普通に退場するとは思わなかったよ orz
追記
舞-HiMEの次回予告はOPムービー並にギャグ方面で突っ走っているのが多いのですが、今回はちょっとギャグから離れてましたね、本編の内容もあって凄く切なかったですけど・・・
楯「お前さっき何て言ったんだ?」
舞衣「聞こえてなかったのぉ」
楯「わりい、だからもう一回」
舞衣「2度も言えないわよ・・・」
楯「ちぇー、これじゃ気になって成仏できねぇや」
舞衣「・・・だったら、絶対言わない」
・・・・復活エンドへの伏線?とか思ったり・・・もうそれでいいよ、HiMEが少しでも救われるなら・・・
そして流される涙は、黒曜の君の歓喜となり媛星はいっそうその輝きを増す・・・
黒曜の君に付き従う命の心は、静留の狂気のたどり着く場所は、なつきと奈緒の因縁に決着は、舞衣と楯、詩帆の想いはどうなるのか・・・
そして、蝕の祭を終わらせる唯一の希望という深優はどう動くのか、物語は結末に向けて加速度をつけて収束していく、舞-HiMEの感想です。
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紫子のチャイルド「聖ヴラス」の幻覚で、窮地に陥る舞衣。あわやというところで、駆け込んできた祐一がそのピンチを救う。一方、寒空の下、祐一を待ち続ける詩帆の前に凪が現れる。
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とりあえず今日はリアルタイム視聴後なので・・・勢いに任せて書いてます・・・・後で修正するかも・・・
アバンは前回の予告どおりに、シスターの聖ヴラスによって舞衣が見ている幻覚の世界からスタート。
それは舞衣が望んでいた世界、やさしい母と父がいて、元気な巧海と命も妹として一緒に住んでいて、憎まれ口を叩きあう関係。
楯祐一はBF、彼には詩帆が実の妹として存在していて、二人の仲を応援してくれている・・・
高校生活のいろんな行事、楯も剣道大会で優勝して・・・夕日の差し込む教室で・・・恋人として語り合う・・・
舞衣が望んでいた普通の高校生活・・・でも、舞衣は気がついてしまう、これは私の都合のいい世界・・・そして楯が消えて巧海が幻覚の中に現れる。
巧海を気遣うばかりに本音を話してこなかった事、巧海は大事なんだけど、初めて自分をさらけ出して、自分の感情をぶつけられて、そしてほんの少しだけどわがままを言えたあいつ・・・楯祐一のことが、巧海よりも大事になっていたことを・・・その中で確認していきます。
5話の舞衣の行動、そしてそれまでの楯との口喧嘩さえも、舞衣にとっては始めての事、それまで押し殺してきた自分を解放してくれたのが楯だったわけですね。
ここからは今週は怒涛の展開というか・・・ちょっと気力がついていかない・・・のでダイジェストで・・・
紫子&石田
聖ヴラスは幻覚攻撃で相手を足止めしておいて、本体が鉄の処女のように開いて、相手をとりこみ潰すという、えぐい攻撃方法でした。
舞衣を殺せと叫び、紫子が舞衣を攻撃しないと決めると、舞衣に黒曜の君は神崎黎人だとばらして、舞衣に黒曜の君を殺させようとします・・・石上メチャメチャ小物でしたw
しかし、紫子は「あなたはかわいそうな人、でも私はそんなあなたを愛してしまった」といって、石上をヴラスの幻覚で捕らえて、石上を抱きかかえると自分もろともヴラスに攻撃させて、自殺してしまいます。
紫子のこの行動は、女性としては良いのかもしれません、どんなに最低でも、救いようが無くても、一緒に自らの愛を貫いて逝けたのですから幸せだったでしょう・・・
ただ、彼女の行動は人間として、そして曲がりなりにも生徒を導いてきた聖職者としては最悪です、自殺は一番簡単な逃げ道です、同じく生徒を導く碧ちゃんが最後まで生徒達のことを気遣って行動しているだけに、きれいに死んでしまったシスターは許せないですね。
奈緒&なつき&静留
奈緒の大切な人がようやく描写されました、彼女は家族を強盗に襲われて、母親だけが植物状態で生き残っていたようです、親戚は奈緒を施設にほおりこんで知らんふりだったみたい・・・そのため金で何でも出来るみたいな円光男性を憎んでいた・・・大切なものは唯一残った母親、他の人間は皆信用できない、と世の中のすべてにたいして憎しみを持っていたんですね。
しかし、暴走した静留によってジュリアは倒されてしまいました・・・「ママ、ママ」と叫ぶ奈緒は年相応(14歳)に見えました・・・
なつきのために、あっさりと奈緒のジュリアを葬り、一番地を壊滅させ、母親が消えて泣きじゃくる奈緒に向かって「なつきを傷付けた罪・・・これですんだとおもうてはります?」と表情を変えずに言い放つ静留・・・完全に逝ってしまってます、なつきを守ることそれだけで動いています。
そこにあるのは、なつきは自分の所有物だという歪んだ愛のみです。
そして、今回とらわれのお姫様だったなつきですが、奈緒に対して感じていた感情が、今回の奈緒の生い立ちを聞くことで変化しました。
奈緒と同じぐらいの時に、世の中のすべて恨んでいたなつきを救ったのが静留でした、彼女のかけてくれた言葉が、そして他のHiMEたちがいたおかげで、奈緒のようにならずにすんだ・・・大切なものは静留、それは親愛であって静留の愛情とは違うかもしれない、静留の想いには答えられないけど、やはり自分を救ってくれた静留が今一番大切な者。
そうして立ち直ったなつきは、HiMEとしての力を失った奈緒になお攻撃しようとする静留を止めるべく立ちふさがります、その手には再び2丁のエレメントが携えられていました。
静留は、なつきのHiMEとしての力の復活を知ると、嬉しそうに微笑んで、まだ各地に残っている一番地の勢力をつぶして来るといって、その場から消えてしまいます。
残されたのは、身も精神もボロボロに傷ついた奈緒と、自分にとっての大切な者を見いだしたなつき・・・
静留を見送るなつきの表情は、死を覚悟した物のように見えました、自分の大切な者は静留、そして静留の大切な者はなつき、2人が闘えばどちらが勝ったとしても2人とも消える事になる・・・それでも静留を止めることが出来るなら、それでかまわないというような・・・。
なつきは、奈緒、そして静留を見て、以前一番地の思惑通りにならない事を決めたように、HiMEとしての運命そのものの思惑を阻止することをここで誓っています。
なつき「HiMEのさだめ…そんなもんに踊らされてたまるか!」
前にもそういっていたあなたは、石上の思うがままに踊ってしまったんだけどね・・・・今度はそれがホントになると良いんだけど・・・
舞衣&楯&詩帆
舞衣は、ここに来てようやく楯にたいして素直な気持ちを告白します、巧海が一番じゃなきゃいけないとおもっていた事、その為なら全部我慢できるとおもっていたこと・・・
楯も詩帆のためという名目で自分の気持ちを押し殺していたことから、舞衣に対して「誰かのためって楽なんだよな、でも本当に大切なのは自分の心、自分が何をしたいかなんだよな・・・ようやくそれがわかった」と話します。
5話での、わずかな心の触れ合い、それ以降ギクシャクしていた2人がここに来てようやく自分の気持ちを素直に出すことが出来ました。
そこに、凪によってHiMEとして完全に覚醒した詩帆がチャイルドヤタガラスで攻撃を仕掛けてきます、そして、ゲンナイを倒したのも詩帆でした・・・それは楯が舞衣ばかり気にすることへの意趣返し・・・それを聞いた舞衣もカグツチを呼び出して応戦しかけますが、楯の静止する声で我に返ります。
舞衣と詩帆、どちらのチャイルドが倒れても楯が消えてしまう・・・しかし、詩帆も舞衣もどちらもあきらめられず、攻撃の応酬が続き・・・カグツチの炎が詩帆を弾き飛ばします。
思わず駆け寄った楯に詩帆は、今日が楯と初めてあった日だったこと、そのプレゼントとして編んでいたマフラーを楯にかけます。
ここで楯は「おれは、ずっと気がついていたのに・・・」と詩帆の気持ちをはぐらかし続けてきたことを悔やんでいます・・・でも、妹のような存在だけに、拒絶は出来なかったと思いますが。
舞衣のことが好きだという事、それを認めたのもつい最近でしたし。
舞衣に向かって詩帆の化け物を倒してくれと頼む楯、HiMEとその想い人の運命を今では知っていながら、そう叫びますが・・・舞衣にとってはそれは楯を失う事と同じ・・・
舞衣「やっぱり、できないよ」・・・ようやく自分の気持ちに素直になれたばかりですからね・・・
舞衣&命
命は、この三角関係の修羅場を黎人の言いつけで物陰から見張っていました、今でも命にとって舞衣は特別な人、兄上も自分を必要としてくれているが、舞衣との関係も前のようになりたい・・・そんな事を考えている風にとれます、詩帆が巧海の消滅の原因だと知った時に一瞬顔が明るくなったのがその証拠、「私が倒したのでなければ、舞衣も許してくれるかも・・・」。
ただ、すぐに自分の手で碧の愕天王を消したことを思い出します、自分は舞衣のもとに帰る資格はない・・・そのときに黎人がささやいた言葉がペンダントを作動させて、命をバーサーカーモードへと変貌させます。
黎人「舞衣さんにとって最大の敵が現れる、もしものときは命、お前が敵を倒すんだ・・・」
その敵とは、舞衣が防御をあきらめたかのような詩帆のチャイルド「ヤタガラス」・・・隠れていた場所から飛び出した命は、ミロクの一閃でヤタガラスを両断します。
詩帆がチャイルドをやられたショックで悲鳴を上げて倒れるのを見て、舞衣は命を再び責めようとしますが、ゲンナイを倒したと思っていた時と同じ表情で涙を浮かべる命を見て、言葉に詰まってしまいます。
楯の消滅
二人が共に傷付けあうことが無くなったと安堵した楯の胸に痛みが走ります。
巧海のと時と同様に、楯の体から光が立ち昇りはじめます、舞衣は必死で駆け寄って楯を抱きかかえますが、楯の体は色を失っていきます。
舞衣「そんな、そんなのってないよ!私まだあなたに何も伝えてないのに!!」
舞衣の涙ながらのセリフは、楯には届かず、舞衣の唇が楯の唇と触れ合ったとき、楯の体は光の粒となって消えてしまいます。
巧海、命、そして想い人である楯・・・すべてのものを失った舞衣は泣き崩れてしまいます。
ちょうど、楯が消える時に駆けつけたなつきは、舞衣を後ろから抱きとめます。
ここでの舞衣の絶叫は、あかねの理不尽なものに対する絶叫とも、巧海を失った時の怒りの混じったものよりも、喪失感を感じさせるものでした、幻覚によって見せられた、自分の本当にほしいもの、ようやくその事にたいして向かい合ったその時に、その大切な者を失ってしまった・・・
HiMEとしての運命とはいえ、あまりにも残酷な仕打ちです。
凪&黎人
・・・・最低の極悪人です、特に黎人は楯が消える時に「みなおしたよ楯祐一君、キミにはもっと惨めにみっともなく消えてもらう予定だったのに」とかぬかしてます。
多分舞衣の心を手に入れられなかった、腹いせだと思いますが・・・そして、これにより舞衣のチャイルドが消失(想い人の楯が消えたためでしょうか)、命は楯を消してしまったことで舞衣の元に戻ることは出来なくなった、柱が一本建った。
と、蝕の祭としてはほぼ予定通りに進んだみたいです、静留を使って、うるさい一番地の上層部も一掃・・・黒曜の君が目指しているのがどんな世界だかはわかりませんが、こいつの世界にだけは住みたくないな・・・腹黒すぎだ・・・
近付くHiME星と祭の終焉、残ったHiMEは舞衣、なつき、命、静留の4名
蝕の祭の犠牲者を表す黒曜宮の柱は9本(うち1本はアリッサの分)・・・不確定要素の深優、チャイルドを失った舞衣、運命に逆らう覚悟を決めたなつき、そして舞衣への想いと兄上への想いにはさまれた命、暴走を続ける静留・・・
どのように決着を付けるのか、普通に考えたらHappyEndはありえない展開です。
特に舞衣と楯はキャラデザの久行さんのところで見た内容そのままでした・・・・
「舞衣と楯は上手くいったら最終回が来ちゃうじゃないですか。(中略)ただくっつくというのとは話が別」
確かにそのとおりでしたよ・・・さらに追い討ちとして、リセットするにも力を手に入れるには黒曜の君の妻にならなきゃいけないわけで・・・やっぱり最低だわこの設定。
しかし、ここで楯が普通に退場するとは思わなかったよ orz
追記
舞-HiMEの次回予告はOPムービー並にギャグ方面で突っ走っているのが多いのですが、今回はちょっとギャグから離れてましたね、本編の内容もあって凄く切なかったですけど・・・
楯「お前さっき何て言ったんだ?」
舞衣「聞こえてなかったのぉ」
楯「わりい、だからもう一回」
舞衣「2度も言えないわよ・・・」
楯「ちぇー、これじゃ気になって成仏できねぇや」
舞衣「・・・だったら、絶対言わない」
・・・・復活エンドへの伏線?とか思ったり・・・もうそれでいいよ、HiMEが少しでも救われるなら・・・
by tlunar
| 2005-03-18 04:57
| 舞-HiME