毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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星海の戦旗Ⅳ 「軋む時空」森岡浩之著

もう出ないかと思っていた、星海シリーズの最新刊が発売されました。
ただ、内容がいままでの星海シリーズと微妙に違うのは・・・これだけ間が空けば仕方の無いことなんですかね。
このシリーズは、宇宙エルフとも言うべき種族アーヴのお姫様「ラフィール」と、突然星間種族の貴族になってしまった少年「ジント」(戦旗シリーズでは青年ですが)の交流を中心とした物語です(かなり偏った紹介w)。

SFモノらしく、ルビ言葉や専門用語がいっぱい出てきます。
そして人間よりも優秀で美しい種族が宇宙を支配していく物語ですので、そういったものを受け入れられるのであれば、ぜひ「星海の紋章Ⅰ~Ⅲ」から読んでみてください。



前シリーズの紋章では、完全に主役的な存在だったこの2人が、戦旗シリーズになってからは中心人物の一部になっていました。
そして今作では、ラフィールとジントの出番は非常に少ないです、ほほえましいやり取りはあるものの、特に関係が進展することもなくあっさりとした描写が続きます。
何よりも、毎回ピンチな状態におちいるはずのジントなのですが(主人公ですからね)今回は親睦会の運営幹事をやらされるぐらいでほとんどピンチになりません。
かわりといってはなんですが、ラフィールの弟ドゥヒールが新米の翔士(軍人)として新人いじめにもめげずに頑張る様子が結構こまかく描写されています。
かれは、活動的で上を目指すことに何の疑問も持たずにまっすぐ進むラフィールと比較されるように、やや内向的でおとなしい性格付けがされています。
それでも、周りからはアーヴの「皇族」として見られてしまう、ラフィールが「とうぜんであろ?」と流してしまった部分を彼が戸惑いつつ対応することで単純になりがちなアーヴ社会の構造が描かれていきます。

今作で登場した新しいアーヴの提督や上官たちも、今までに比べるとややパワーダウン気味です。

そして、最後まで読んで知る驚愕の事実。
続き物ですかコレ・・・激しい戦いも、ジントのピンチも、ラフィールとジントのラブラブも全部次巻ですか。
えらく長く待たされた挙句にこの仕打ちはあんまりですよ・・・正直この4巻は読んでいる途中で、淡々と話がすすむなあ、星海っぽくないなぁと考えていたのですが、前後編の前編であると考えれば少し納得です。
後半突入前に、その騒動の中心にしっかりとジントも巻き込まれているので、次巻ではしっかりとピンチになってくれることでしょう(酷


・・・・問題は、次がいつぐらいになるのかまったく判らないということですねw
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by tlunar | 2004-12-27 17:31 | BookReview