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by tlunar
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プロジェクトX何回分だよ・・・

小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について(JAXA)

イオンエンジンの停止で、帰還が危ぶまれていた「はやぶさ」がまた復活しました。
JAXAの技術者も凄いし、それにこたえられる冗長性も凄い、まるで不死鳥のような衛星です。

今回のトラブルは、地球帰還には最低限、2個のイオンエンジンが稼働している必要があったのですが、「はやぶさ」に搭載されている4個のイオンエンジンはもうボロボロでした。

  スラスタA:打上げ直後に動作不安定等があったため、運用を休止中。
  スラスタB:中和器の劣化による電圧上昇があり、運用を休止中。
  スラスタC、D:それぞれ中和器の劣化による電圧上昇の傾向が生じている。

スラスタCを休ませつつ、スラスタDが稼働していたのですが、Dがついに止まってしまったというものでした、再起動を試みるも、スラスタDは起動せず、このままだとスラスタCの力では、地球への帰還軌道に入ることが出来ないという状態でした。

JAXAは当初、休止させていたAやBスラスタの復旧を目指していたようですが、うまくいかなかったという情報だけが流れていました。
何度も危機を乗り越えてきたJAXAの「はやぶさ」もココまでかと思った人は多いと思います。
かくいう私も、もうダメかなぁと考えていました。

でも、JAXAはあきらめていなかった、これまで何度も奇跡とも思える稼働を行ってきた技術者たちは、またも通常とは異なる道を見つけ出したのです。
スラスタAとBはそれぞれ単体では推力を得られる稼働が出来ません、そこでスラスタAから電子噴射を行い、スラスタBからはイオン源を噴射させて、2つのエンジンを使って1つのエンジンと同等の働きをするようにしたのです。


・・・プレスリリース読んで、ガッツポーズしたのは初めてかもしれない。
ただ、こういう運用ができるJAXAの予算はガンガン切られているんですよね、「はやぶさ」の後継機も暗礁に乗り上げそうですし、これは今回の民主に限らず自民党時代からそうなんですけど。
年間2兆円以上のNASAレベルとまでは行かなくても、その1/10でいいから予算を出して欲しいものです(現在JAXAの年間予算は約1800億でした・・・)

来年6月の「はやぶさ」帰還(正確にはカプセル回収)を楽しみに待ちたいと思います。


【参照リンク】
はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動(松浦晋也のL/D)
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by tlunar | 2009-11-19 20:51 | 日々想う事