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毎日gdgdと過ごす日々


by tlunar
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30代の自殺が増えてるらしい

日本は先進国の中でも自殺者数が多いそうなのですが
毎年3万人以上が自殺で亡くなっているんだとか。

特に2-30代という若年層での自殺が増えているという統計が新聞に掲載されました。
自殺、若年層で増加…「生活苦」「失業」「就職失敗」(YOMIURI ONLINE)

私も世間一般の「普通」とは違った人生を送ってきましたが。
幸い、先を儚んで命を断つほどの不幸や、鬱状態になる事はありませんでした。
・・・まぁ、じっくり考えたら、楽観も出来ないわけですけどね。

ただ、こういう話がでると、もしかすると日本特有の「無宗教」という状態が良くないのかなと
思ったりします。
海外では宗教と言うものが、非常に身近にあります。
それは「キリスト」「仏教」「イスラム」なんでも良いのですが、人がどうにもならない状況になった時に
「神」という存在、またはそういう存在に仕える人が手を差し伸べてくれる場所があるという事でもあります。
いわば、そういう「宗教」が精神的(場合によっては物理的にも)セーフティーネットとして
働いているのだと思います。

現代の日本は、そういう部分がごっそりと抜け落ちています。
明治に入っての「廃仏毀釈運動」をきっかけとして日本から基本となる宗教が弱まり、太平洋戦争とその後の急成長によって、宗教が人の生活に入る余地が無くなったのだと思います。
その結果として、世界でも珍しい、あらゆる宗教に対してルーズとも言える寛容さを持つ社会になったのですが、そこに生活する日本人は強く意識しない限り、日常から「信仰」が奪われる事になりました。

神を信仰したからと言って、食べ物が湧いてきたり、仕事につけるわけでも無いのですが
物事に対して、ある程度余裕が出来るのではないでしょうか。
いろいろと難しい問題だとは思いますけど、移民が増えて日本人の割合が減らない限り、大多数が自分は「無宗教」だと信じている社会が続いて行くんだと思います。
by tlunar | 2009-05-15 21:27 | 日々想う事